プロローグ

森のことを考えれば。

かつて三隈川にイカダを浮かべた。 きこりめし弁当が生まれて、早9年。 ヤブクグリは弁当屋と思われるときがある。 間違ってはいないが、当たってもいない。 僕らは、ずっとこの国の森のことを考えていた。 ノンビリとね。 森というのは、山のことであり、川のことだった。 山や川に想いをめぐらすと、 土地の暮らしに目が向いていく。 暮らす人々とその日々へ。 そして、営みは経済と文化からできていることに あらためて思い至る。 なかでも気になるのは、そのカタチやサイズ。 他にやり方はないのかなあ? 僕らはいま、森と経済と文化の新たなつながりを 考え始めている。 なんだかエラそうな話だけど。 みんなと、また一歩ずつ。

ヤブクグリ プロデュース係 江副直樹

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